二日酔いの言い訳
今はホステスとして働いているわけだけど、水商売も楽じゃない。
今の店で働き始めて約3ヶ月。
だんだんいろんなことが見えてきて不満も出てきた。
そんな中たまーに彼氏に仕事の愚痴を言ったりするんだけど、つい最近一通り愚痴ったあとに「そんなに嫌なら辞めちゃえ~」って冗談っぽく言われて…
なんかすごく複雑な気持ちになったんだ。
それは「求めてるのはそういう言葉じゃないんだけどな~(ぷんぷん)」っていうもやもやと、
もう一つは「やっぱり水商売なんて辞めてほしいと思ってるのかな…」っていう後ろめたさ。
彼は根が真面目だし好んで夜のお店で遊ぶタイプでもないし、自分の彼女が他の男に女を使うような仕事をしてることに対してはそりゃあ内心良くは思ってないと思う。
同棲を辞めて一人暮らし資金を貯めるのに手っ取り早いから始めて、そのまま当然のように働き続けてるけど、本当は「水商売じゃなくてもいいんじゃない?」って思ってるんじゃないかな。
一個前の記事で書いたけど、簡単に言ってしまえば私自身の弱さから今は水商売に身を置いている。
「意外とこの仕事向いてるのでは…!?」なんて舞い上がっちゃう日も稀にあるけど、だからと言って一生水商売で生きていく覚悟は、まだ無い。
自立して(仕事に就いて)彼と本当の意味で対等な関係を築けない限り結婚はできないんだと思ってて、ひとりでお金を稼ぐようになったことは一歩前進してるつもりだけど、彼に心配かけたりもやもやさせるような仕事はきっと続けるべきではない。
「嫌なら辞めちゃえ~」っていう彼の軽いひとことで、自分が彼や自分自身に感じてる負い目みたいなものを思い出しちゃったのよね。
普段は見ないようにしてるのに。
親もそう。親はもっとストレートにぶつけてくる。
「いい年してまだ水商売なんかしてフラフラしてるの?」
「昼の仕事はちゃんと探してるの?」
「いつまでそんな仕事続けるつもり?」
「30歳になる前にちゃんと就職しなさい」
などなどなど……。
まぁ心配なのはわかるよ。
でも今の私が全然ダメみたいな前提で話すのやめてよ。
正論ばっかりかざして、何をしてくれるわけでもないのに恩だけ着せてくるのやめて。
自分の年齢もリミットも私自身が気づいてないわけないじゃん。
水商売の自由な勤務形態に甘えてシンキングタイム稼いでるんだって…。
それに私が笑えてるのが一番だと思わない?
もう少し信じてほしいよね、まったく。
親を納得させるための仕事を探す気は毛頭ないけど、彼に心配をかけないような生き方は見つけないとと思う。
話が脱線したけど、彼の本音が垣間見えた気がした出来事だった。